2020.5.30  Sat

そんなところに。      



変わったところに2つ並んだほくろがある柚子・・・


            2020.5.29  Fri

試香。      




ずっと愛用していたお香が製造終了してしまったことを知る。
とても残念。

というわけで、目下、次なる新しいお気に入りを探し中。

良い出逢いがありますように。


            2020.5.28  Thu

大好き。      




大好きな朧にいちゃんにぺろぺろしてもらって、安心しきった表情で眠る柚子。

柚子の『大好き』の気持ちが伝わってくる風景。


            2020.5.27  Wed

毛づくろいの名手。      





男子だけれど、うちの全猫の中で間違いなく1番母性の強い猫、楓。
今日も末っ子柚子をぺろぺろするのに余念がない。

自分より年下の猫たち6匹全員を愛情のこもったぺろぺろときめ細やかなお世話で立派に育て上げた。
楓はよほど毛繕いが上手なようで、猫たちはみんな楓にぺろぺろされるのが大好き。

3枚目の写真は、あまりにも熱心にぺろぺろされすぎて疲労困憊中の、幼かりし頃の麦(がっちりホールドしている楓の腕・・・)。
楓の愛が暴走するとたまにこんなことも。


            2020.5.26  Tue

The Pilgrim。      




The Pilgrim、開花。

爽やかなレモン色の花びらに、この品種らしいフラットな花形。
この薔薇が咲くと、光がともったかのようにその一角がぱっと明るくなる。

同じくチョーサーの『カンタベリー物語』から名前を貰った薔薇、The Nun と一緒に写真を撮りたいけれど、なかなか開花のタイミングが合わない・・・


            2020.5.25  Mon

しっぽ×3。      



同じく、柚子が生後6カ月頃の写真。

まるで結束を誓うかのような、琥珀、朧、柚子のしっぽ×3。


            2020.5.24  Sun

ちびゆず。      




生後6カ月くらいの頃の柚子。

元気に育ってくれたのはとてもうれしいことだけど、あまりにも早く成長してしまうのが少しさみしい。
どの仔猫を育てる時にも「もうちょっとゆっくり育っていいんですよ・・・」と思ってしまう。


            2020.5.23  Sat

王と王妃。      





シェイクスピアの『真夏の夜の夢』に登場する妖精王と妖精女王から名を頂いた二輪の薔薇、 Lordly Oberon と Proud Titania。
どちらも、すでにイングリッシュローズのカタログからは消えてしまった、いわゆるヒストリカル品種。

この2つの薔薇を一緒に活けたいなあ・・・というのが毎年の願いだけれど、ほとんど成功したことがない。
咲くタイミングがずれる、というのも一因だけれど、1番大きな理由は、妖精女王が Lucifer さんに次ぐ気難しさで、なかなか綺麗に咲いてくれないこと。

でも今年はどういうわけか Proud Titania が見たこともないほど見事に次々と咲いてくれ、ようやく王と王妃の姿を一緒に写真に収めることが出来た。

Lordly Oberon は気品溢れる堂々とした花姿で、これぞ薔薇、という正統派の濃厚な香りを放つ。
一方今年の Proud Titania はびっくりするほど細かな花びらが重なり合って、華やかかつ繊細な佇まい。品種データでは中香のはずだけれど、我が家の王妃はごくごくほのかな香り。

生命力が強くて何度も返り咲きをしてくれる Lordly Oberon はともかく、データでは「弱い返り咲き」となっているものの、実際にはほぼ返り咲きしない Proud Titania 妃なので、次の共演はおそらく来年までお預けだろう。心を込めてお仕えしますから、来年も綺麗な花を見せてくださいな。


            2020.5.22  Fri

兄妹。      




今日も気温は低め。
いったんは仕舞った猫たちの保温用寝具を再び並べて回る。

通称「あったかマット」を敷いたエリアでは、柚子と珊瑚というレアな組み合わせを発見。
そういえば、珊瑚は神経質で怖がり(でも不用心)なのに、野良状態から保護されたばかりでヨレヨレな柚子に対しては、初対面の時からなぜかフレンドリーだった。
珊瑚自身も、親からはぐれ、ごはんも食べられずにびっくりするほど体重も軽くなってしまったヨレヨレ状態の時にわたしが見つけて保護した猫だから、ヨレヨレ仲間として認定したのだろうか・・・


            2020.5.21  Thu

いちゃいちゃ男子たち。      




ぐっと気温が下がった今日、しっぽを絡めていちゃいちゃする麦と朧。

くっつくとあったかいよね・・・
お互いに毛づくろいしあって、そのまますやすや。


            2020.5.20  Wed

華宵。      




大正から昭和初期に活躍した画家、高畠 華宵から名を貰った薔薇。

二番花が、まるで真っ白な鞠のようなころんころんの姿で咲いてくれた。
三番花はまた違う花形だけれど、どちらもおっとりと優雅。
ふと視線を奪われて見入ってしまうような、とても雰囲気のある薔薇たち。
石鹸を思わせる香りをまとう。

薔薇の名前を知って「なぜそんな名に?」と思うこともあるけれど、この薔薇はその佇まいにとても似合った名を持っていると思う。
大正時代の美人画のように、気品があってどこか物憂げな美しさ。


            2020.5.19  Tue

天使(寝ている時だけ)。      




上の写真は、2019年の8月。
下の写真は、この 5月。

身体は大きくなったけれど、寝顔はまだまだあどけない柚子。


            2020.5.18  Mon

Turn Blue。      




Turn Blue 開花!

ぽってりと厚みのある花びらも印象的だけれど、なんといってもこのグレイッシュ・パープルが好き。咲くたびにその魅力にびっくりしてしまう。
特に今回は雨に打たれることのない良いタイミングで開いてくれたので、花びらも葉っぱもダメージのない美しい姿で咲いてくれた。

花形は丸弁抱え咲き・・・のはずが、今回はとてもフラットな不思議な形に。
その年最初に咲いた一輪目二輪目は変わった花形で咲くことがあるので、この方もそうなのだろうか。

ところでこの薔薇は、わたしが育てている中で最も気難しい薔薇、Lucifer と同じ育成難易度ということになっているのだけれど、個人的にはとても強い育てやすい薔薇という印象。その強さを Lucifer さんにわけてあげて欲しい・・・


            2020.5.17  Sun

夏の足音。      




ぐっと気温が上がった今日、この初夏最初の麦茶を作る。
暑いのはとてもとても苦手だけれど、麻のひんやり感や透かしのコースター、透明なガラスや夏の涼やかな和菓子など、夏にまつわる好きなものはたくさんある。

グラスの中に映っているのは、京都の作家さんに作っていただいたステンドグラス。
いくつもある星のかたちの中でも、八芒星が好き。
色違いでいくつも作って頂いた八芒星たちが、あちこちの窓を彩ってくれている。


            2020.5.16  Sat

そして。      




下の奇跡の1枚の背後には、山のような失敗写真が。

もみじー 近いです、近いー


            2020.5.15  Fri

紅葉。      




17才になった最年長の紅葉。

実は2019年の7月、右足に腫瘍が出来ていることがわかった。それから1年間その腫瘍とつきあってきたのだけど、この4月にその腫瘍が弾け、そしてそのまますっかり消えるというという病院の先生もびっくりの奇跡が起きた。今は食欲旺盛に元気に過ごしてくれていて、とても嬉しい。

保護したときには半死半生の野生の仔猫だった紅葉は折り紙付きのびくびく猫。猫は大好きだけれど人が怖くて、撫でさせてくれるようになるまで何年も掛かった。
それが今や積極的に甘えにやってきて、わたしの手や顔をぺろぺろし続ける(痛い・・・)変貌ぶり。

ただし怖がりなのは相変わらずで、カメラも iPhone も iPad も怖がって逃げてしまうので、紅葉の写真はとても少ない。

上の1枚はようやく撮れた奇跡の1枚。ちょっと表情が固いけれど。

そして2枚目、麦に手をくんくんされ、怖がって首が縮んでこの表情。直後に脱兎のごとく逃げてしまった・・・


            2020.5.14  Thu

Pulchritudo。      




開花直前の Lordly Oberon の美しさと、時計草の美しさ。

Lordly Oberon の優美でおっとりとした佇まい。
重なり合う花びらが描き出す螺旋を思わせるライン。

時計草の、いくつものパーツを重ね合わせたような、異端で異形、それでいて調和を感じる姿。

まったく違う姿だけれど、それぞれに美しい・・・


            2020.5.13  Wed

Troilus。      




Troilus 開花。

ふんわり優しいはちみつ色にくっきりとしたミルラの香り。
そうだった。こういう花だった。と、懐かしい友人に出逢えたような気持ちになった。

時が経つにつれ、没薬の香りに紅茶や果物を思わせる香りが混じり始め、花びらの色合いが淡くなっていく。


            2020.5.12  Tue

Happiness!      



とても嬉しいお手紙を頂いた。

自ら撮影された写真、暖かなメッセージ、季節の花が描かれた切手。

わたしはこの方の写真がほんとうに好き。
今年のお花は、あたりをぱっと明るく照らすような一重の薔薇。
生命力に溢れたその美しさに、しばし見入って幸福な気持ちになった。

メッセージ、大切に読ませて頂きました。
始まりの美しいサインを頂いた気持ちです。
本当にありがとうございます。


            2020.5.11  Mon

朧と柚子。      




うちの猫男子の中では、柚子はなぜか朧にいさんがお気に入り。
(面倒見のいい楓も好きだけれど、異性としてというよりも、どう見ても「母」への愛情のように見える・・・)

一方朧は年上好きなので、柚子のアプローチにはそこはかとなく困惑。
でも、仕方なさそうに時々毛づくろいをしてあげている。
(でも、ときどきイラっとして猫パンチ。)

朧が寝ていると、いつのまにか柚子がやってきてくっついている・・・というのが日々の風景。


            2020.5.10  Sun

Birthday。      




今日はわたしの誕生日。

咲き始めたベランダの一輪を飾って、ご近所のおいしいケーキ屋さんのケーキと紅茶でお祝い。
ささやかながら、自分で育てた好きな薔薇と好きなケーキと好きな紅茶を前にしてとても贅沢な気分。

ひときわ気分を高揚させてくれたのはこの薔薇、Troilus。
1番最初に薔薇の魅力を教えてくれた品種。
優しいアプリコット色も、花姿も、香りも、咲きかけの時の、このころんとした卵のような姿も大好き。
大切に育てていたけれど、ある年、びっくりするほどの勢いで茂った後、ぱたりと枯れてしまった。

もうイングリッシュローズのカタログからは消えてしまった品種なのでそのまま出会えずにいたのが、去年驚きの再会を果たした。
1年目は咲かせずに株を充実させていたので、この一輪が最初に対面した花。
誕生日に咲いてくれて、どうもありがとう!


            2020.5.9  Sat

Fave!      




お世話になっている農家の方から、心待ちにしていたファーべが届いた。
いろいろと大変な状況の中送ってくださったことが、ただただありがたい。

ファーべは、イタリア語でそらまめの複数形、というそのままの意味なのだけど、生食できるところが日本のそらまめと違う。
食べられる期間が本当に短いので、年に1度のしあわせ。
ペコリーノチーズと白ワインで頂くのが楽しみ。

下の写真はみずのみささんの手になるそら豆の箸置き。
ぽってりした黄緑色のガラスの伸びやかさ。
初夏になってから使いたくて、冬の間はただ眺めて楽しんでいた。
これからの季節、大活躍の予感。


            2020.5.8  Fri

薔薇たち。      




この初夏は気温が下がったためになかなかつぼみが膨らまず、最初のバラが咲いてくれたのは5月3日のこと。
1番乗りは、淡い杏色の大輪の薔薇、Rokoko とアラビア語で「夜」を意味する黒紅の薔薇、Laylah。

もちろんとても嬉しかったけれど、そのすぐ後に咲いてくれた Desprez à Fleur Jaune がひときわ印象深かった。
ちょっとくしゅくしゅした花びらを持つ 1830年作出のこの古花は、うちの庭で最も長く咲き続けてくれている薔薇。

甘く瑞々しい果実のようなその香りがとても好き。

赤ちゃんの頭ほどもある Rokoko と並べるとぐっとこぶりだけれど、その小ささもいとおしい。


            2020.5.7  Thu

五月の満月の日に。      




5月の満月の日がやってきました。

とてもとてもひさしぶりの更新となりました。
見に来てくださっていた皆さん、どうもありがとうございます。

なぜだかわからないままに止まっていた時間が、またゆっくりと動き始めているような感覚を覚え、ひさしぶりにこちらの日記を開くことが出来ました。

猫たちは皆元気です。
うちに来た時にはあんなに弱々しかった柚子もすくすくと成長、すでに小柄なあんず姉さんと同じサイズになりつつも、中身はやんちゃな末っ子のまま。そして、琥珀さんの立派なしっぽと比べるとまだまだ小さい感。

2枚目の写真は、大切にしている自慢のしっぽで遊ばれ、「いますぐ止めさせろです」とチベットスナギツネ顔になっている琥珀。

これまで普通だったことが特別なことに変わった今、日々の小さなあたりまえのことがとても幸福なことに思えます。

まずは少しずつ、そんな小さなしあわせの欠片について書き留めていけたらと思っています。